秋田県由利本荘市に住む70代の男性が、警察を名乗る相手に「詐欺に関わっている可能性がある。資産の捜査が必要」などと言われ、6878万円相当の暗号資産をだまし取られました。

由利本荘市に住む70代の男性は、7月20日ごろ、大阪府警察サイバーセキュリティ担当のミシマを名乗る男から、自宅の固定電話に連絡を受け「詐欺で逮捕した元銀行員の家宅捜索で、あなたの口座が出てきた。容疑者としてあなたを調べる必要がある」などと言われました。

さらに「紙幣を調査する必要があるので、あなたの資産を全て送金してほしい」と言われ、男性は男とLINEのビデオ通話でやり取りをするようになりました。

その後、男に「持っている資産を暗号資産に変える必要がある」などと言われ、8月2日から19日にかけて、男性は16回にわたり、合わせて6878万円相当の暗号資産を購入し、指定されたアドレスに送金しました。

最後の送金を終えたあとに、男から「返金の手続きを進めるため連絡が取れなくなる」と伝えられ、不審に思った男性が警察に相談して詐欺被害が明らかになりました。

秋田テレビ
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