24日、秋田県の鈴木知事が記録的大雨で被害が出た仙北市に入り、浸水被害を受けた住宅や土砂が入り込んだ田んぼを視察しました。鈴木知事は激甚災害の指定に向け、国に要望する方針を示しました。

鈴木知事は、記録的な大雨で被害を受けた仙北市西木町の上桧木内地区に入り、床上浸水の被害を受けた柴田正義さんの住宅を視察しました。

柴田さんは「半地下なんです。お願いしたいのはこの泥を全部撤去してもらわないと住めないんです」と知事に訴えました。

柴田さんの住宅では、物置にしている地下室が冠水したほか、1階も床上約50センチまで浸水しました。

浸水被害を受けた柴田さんは「建設会社の大きい重機で外の泥を出してもらわないと、私たちの家の下の泥さえも出せない状況」と、人力だけでは住宅に入り込んだ泥の撤去は難しいと話していました。

また、鈴木知事は冠水した田んぼを視察しました。田んぼには、桧木内川から流れてきた木や土砂が入り込み、コンバインが入れず秋の収穫に影響が出ています。

鈴木知事:
「まずは一刻も早く被害を受けた場所の復旧と生活再建の支援をしたいと思っている。九州をはじめとする全国的な大雨災害の激甚災害指定は地域を限定しないと聞いているので、秋田県も入れ込んでもらえるよう要望していきたい」

鈴木知事は被害を受けた住民や農家への支援を急ぐ方針です。

秋田テレビ
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