7月の参院選の敗北を受けた総括について、自民党の森山裕幹事長は26日、党の役員会で、9月2日に両院議員総会を開き、正式なとりまとめを目指す方針を明らかにした。
森山氏は役員会終了後の後の会見で、役員会での自身の発言として、「参院選の結果分析と課題の洗い出しも随分進んできており、できれば29日にも総括委員会を開いて報告書を示したい。そこで取りまとめられれば、9月2日をめどに両院議員総会を開催する方向で調整したい」と述べた。
自民党は当初、8月末までのとりまとめを目指していたが、ずれ込んだ。
森山氏は、7月の党の両院議員懇談会で、総括がまとまった段階で幹事長としての責任を明らかにする考えを示していたが、会見で「私の考え方は先日の両院議員懇談会で申し上げた通りだ」と述べた。今後の森山氏の去就が注目される。
自民党の総裁選管理委員会は、参院選の総括が出た後に、総裁選前倒しの是非を巡り、党所属国会議員や地方への意思確認作業に入る方針だ。