富士山の保全やオーバーツーリズム対策などを検討する静岡県議会の特別委員会は8月25日から静岡県側の登山口で現地視察を始めました。
受付スタッフ:
(リストバンドの)判断が最初は難しく手間取ることが多かった
特別委員会が25日に視察をしたのは須走口5合目。
富士登山を巡って、県は2025年から1人4000円の入山料やルールやマナーの事前学習を義務化するなど規制を強化しています。
静岡県議会 富士山保全・適正活用推進特別委員会
良知淳行 委員長:
海外から来る人が須走口は半分以上。今はしっかり意思疎通をして、安全な登山をしているという状況は確認した
村田彬 記者:
富士登山の規制が強化された一方で、閉山期間における救助費用の有料化についても問題となっています
雪が降り積もり危険な閉山期にも相次ぐ富士登山。
県が検討を始めた防災ヘリによる救助の有料化については。
静岡県議会 富士山保全・適正活用推進特別委員会
良知淳行 委員長:
税に対する負担をしっかり考えてもらいたいが、今後調査の中で伝えられることは伝えたい
委員会は御殿場口と富士宮口の視察も行ったうえで課題を洗い出し、2025年度中に県に対する提言書をまとめる方針です。