特殊詐欺やSNS型投資詐欺の被害を減らそうと、中国財務局と広島県警が広島市でパネル展を開き注意を呼び掛けています。
この展示は中国財務局と広島県警が毎年行っているもので、特殊詐欺の手口を4コマ漫画で紹介した展示や相談窓口などを一覧にまとめた展示が掲載されています。
さらに、形態の異なる詐欺の特徴をまとめたハンドブックなども並べられました。
県警によりますと、ことし1月から先月末までの県内の特殊詐欺の被害額は、およそ12億3100万円で、去年1年間の被害額およそ11億6700万円を上回り、過去最悪のペースとなっています。
中でも警察官をかたる人物から現金などをだまし取られる被害が最も多く、被害総額の6割以上を占めているということです。
【中国財務局 金融監督第三課・野田博也課長】
「最近は特に警察官をかたる偽警察官詐欺、そういったものが増えておりますので、詐欺にあったかもしれない、被害にあったと思ったら速やかに相談窓口に相談していただければと思います」
展示は、来月8日まで設置されます。