宮崎県延岡市の三浦久知市長は子育て支援の充実を公約に市長に就任しました。
就任から1カ月、市の職員から市長になった三浦市長の船出を取材しました。
トップアスリートが集う熱気あふれる会場。
延岡市の三浦久知市長、慣れない行事に追われています。
8月5日柔道の合宿で激励品を贈呈。
(延岡市 三浦久知市長)
Q.こういうセレモニーは慣れましたか
「いやいやまだ。なかなか緊張します」
8月8日に市民に表彰状を渡していました。
「これをたたえます」
令和7年8月8日延岡市長三浦久知就任して1カ月、公務のスケジュールは詰まっていました。
市役所では災害危機管理の対応を確認していました。
(危機管理部の職員)
「避難指示等の発令については空振りは許されますけど、見逃しは許されませんので、そこは躊躇なく判断をお願いしたいと思います」
三浦市長は日向市出身、県の職員から延岡市の職員となり、熱心に地域づくりに取り組んできました。
選挙戦では草の根選挙でわずか36票差での当選でした。
市民から寄せられる期待は幅広く様々です。
(市民)
「景気が悪いからその辺の回復…物価も高かったりとか」
(市民)
「どんどん若い人の考え方を取り入れてもらってやってもらうといいと思います」
(市民)
「新しい延岡市に役立つことを提案されていくのではと期待しています」
42才で市政を率いることになった三浦市長は職員が安心して自発的に働ける環境を整えたいと話します。
(延岡市 三浦久知市長)
「年が下の方も年の上の方に対して何でも相談できたりとか、上の方はそれを後押しするとか、そういった関係性、組織を作れればなと思っています」
前の市政では予算案が通らないこともありました。
市議会との関係構築は公約実現にむけて欠かせません。
(延岡市 三浦久知市長)
「我々執行部が考えることが100%正しいわけではないと思いますので、まずそういった批判なり、ご意見があれば一旦受け止めて、そこでブラッシュアップするということは考えていきたいと思う」
議会事務局長経験のある赤木繁男氏が副市長に選任され、8月28日から三浦市政を支えます。
(延岡市議会 早瀬賢一議長)
「議会の仕組み取り組みをしっかり理解されている方が副市長にいかれるということで、大きな期待をしている」
掲げた公約は、子育て支援や地域商社の設立など。
実現に向けた新生延岡市がスタートしました。
(延岡市 三浦久知市長)
「子供からご高齢の方まで、延岡で生まれてよかった、暮らしてよかったと思えるような、そんな延岡にしていきたいと思います」