テレビ宮崎の夕方ニュース「#Link」でお天気コーナーを担当している気象予報士・古山圭子さんが天気の豆知識を解説するコーナー。今回は、待ち遠しい、ソメイヨシノの開花についてお伝えします。
3月2日の宮崎県内は、通勤・通学の時間帯から雨が降り始め、串間市で午後5時30分の時点で24時間降水量が32.0ミリ、宮崎市で26.0ミリとなりました。この雨には、ある風流な名前がついているのをご存知でしょうか。
花の開花を促す雨「催花雨(さいかう)」
古山予報士は、この雨を「催花雨(さいかう)」と呼びました。

「催花雨」とは、その名の通り「花の開花を促す雨」という意味です。特にこの時期、サクラなどの花のつぼみを膨らませ、開花を急がせるような雨のことを指します。雨というと少し憂鬱な気分になりがちですが、植物にとっては春の準備を進める大切な恵みの雨なのですね。
サクラ開花の目安「600℃の法則」
それではいつ、ソメイヨシノが開花するのでしょうか?ここで古山予報士が紹介したのが、「サクラ開花 600℃の法則」です。

これは、「2月1日からの最高気温の合計が600℃に達すると、ソメイヨシノが開花する」という非常に分かりやすい法則です。3月2日時点での宮崎市の積算温度を計算してみると、合計で502.5℃に達していました。

これに3月3日以降の予想最高気温を足していくと、3月8日(日)には600℃を超える計算になります。え、3月8日って、早すぎませんか?

古山予報士によると「さすがにそんなに早くは咲かない」とのことでした。ウェザーニュースの最新予想(2月25日発表)では、宮崎市の開花予想は3月25日とされています。実はこの法則、地域によって差があるそうで、宮崎の場合は800℃くらいが目安になるのではないか、と古山予報士は分析しています。
東京・靖國神社の「標本木」を現地取材
全国トップの開花予想は東京で、3月22日と予想されています。

実は古山予報士、3月1日に東京・千代田区にある靖國神社へ足を運び、東京のサクラの「標本木」を実際に見てきたそうです。

現地で確認したところ、標本木のつぼみはまだ「小さく硬い」状態でしたが、「先がわずかに黄色く」なっていたそうです。古山予報士の見立てでは、あと22日~23日かな、というところで、予想通りではないかと話していました。
この先は「先が緑」「半分以上が緑」「先がピンク」と変化していき、花びらが見えてくるとのことで、開花が待ち遠しいですね。3月2日の週は天気が周期的に変化し、金曜日の3月6日には再び雨が降る予想です。一雨ごとに春が近づくこの季節。「催花雨」という言葉を思い浮かべながら、サクラの開花を待ちたいですね。
(テレビ宮崎)
