小泉進次郎農林水産相は15日、フジテレビの「Live News イット!」に出演し、新米の価格について、資材価格の高騰に加え、高温や大雨の影響などを考慮して、「現時点で新米がいくらっていうのはちょっと早い」としたうえで、「お米を買うのもすごく大変だ。こういった方々がいらっしゃるのは本当に現実なので、その方々にとっても、ちゃんとお米が買える環境にどのように近づけるか、こういったことは知恵を絞りたい」と述べた。
農水省が公表していたコメの需要見通しが、実際には38万トン上振れしたことについては、「見誤ってしまったというのが、われわれ農水省の反省です」と述べ、あらためて陳謝した。
また番組で、農家から政府の増産方針をめぐり、コメが余るのではないかとの農家からの不安の声を聞くと、「令和9年度(2027年度)以降の米作りの政策は大きく転換する方向。セーフティーネット作りをしっかりやっていくという方向性を、今もうすでに与野党共通の中で考えている」とし、「政策がちゃんと届くように農水省の情報発信もしっかり改善したい」と強調した。