熊本県内の各地で危険な豪雨となっていて、気象庁が大雨特別警報を相次いで発表したことをうけ、正午前、石破首相が首相公邸で取材に応じた。
石破首相は、
「被害状況の迅速な把握」「地方自治体とも緊密に連携し人命第一の方針のもと政府一体となって災害応急対策に全力で取り組むこと」「国民に対し、避難、大雨、土砂災害等に関する情報提供を適時的確に行うこと」を内閣危機管理監に対し改めて指示したと発表した。
そのうえで石破首相は、大雨特別警報が発表され地域の住民に対し、
「ただちに身の安全を確保し避難所までの移動がかえって危険な場合には無理せず、崖から離れた場所や浸水しにくい高い場所など、より安全な空間に緊急に避難するなど、命を守る行動を最優先していただくよう強くお願いする」などと呼びかけた。
大雨特別警報は、これまで熊本県玉名市、長洲町、八代市、宇城市、氷川町、上天草市、天草市の5市2町に出されていて、現在も継続されている。
特別警報の対象地域では、数十年に一度の、これまで経験したことのないような危険が差し迫った状況にある。
気象庁は、大雨による災害がすでに発生している可能性が極めて高いとして、身の安全の確保を呼びかけている。