大相撲の夏巡業・福井場所が5日、福井市で開かれ、横綱・大の里や大関・琴櫻をはじめ力士180人が登場。迫力ある取り組みや来場者との触れ合いで会場は大いに盛り上がりました。
  
大相撲福井場所が開かれた福井市にあるセーレン・ドリームアリーナには、朝から開場を待つ人たちで長い列ができていました。
   
西健介記者:
「にぎわいを見せる会場では、力士と握手をして触れ合うことができます」
  
巡業は本場所とは異なり力士たちとの距離が近く、写真撮影をしたりサインをもらったりできるのが魅力です。さらに午前中は稽古が公開され、横綱・大の里ら人気力士が登場し、会場は熱気に包まれました。
  
石川県出身の横綱・大の里は「福井は北陸の中でも、石川や富山と比べて相撲が盛んな県ではないので、これを機に福井県で相撲が少しでも身近になって興味を持ってくれたら」と話していました。
     
この後、ちびっこ相撲や幕下以下の取り組みに続き、相撲の禁じ手などを面白おかしく実演する「初切(しょっきり)」が行われました。
 
赤ちゃんを抱っこした力士たちが次々と土俵入りした後、横綱・大の里が土俵入り。貫禄漂う堂々とした姿に、場内からは歓声が起こりました。
  
幕内の取り組みでは、7月場所で優勝した琴勝峰や人気力士にひときわ大きな拍手が送られました。
   
そして最後の一番は、横綱・大の里と大関・琴櫻の取り組み。大歓声の中、貫録を見せつけ、大の里が寄り切りで勝ちました。
   
観客は「とても素晴らしかった。(力士が)力強く感じた。 ありがたかった」「初めてだったけど、すごい迫力があって、最後に大の里も見れて楽しかった」と大興奮の様子でした。

約2600人の観客を魅了した大相撲福井場所。福井テレビでは8月30日の夕方6時から
特別番組を放送し、会場の様子を伝えます。

福井テレビ
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