今週は、新潟で国内唯一の直線1000m重賞アイビスサマーダッシュ・GⅢ(アイビスSD)、札幌で夏競馬唯一の牝馬限定重賞クイーンステークス・GⅢが開催される。

【アイビスSD・GⅢ】 

国内唯一の“芝直線1000mコース”で行われる重賞アイビスSD・GⅢ。
日本屈指の快速自慢がしのぎを削る。

快速牝馬 ピューロマジック(牝4)

24年の北九州記念を制したピューロマジック
24年の北九州記念を制したピューロマジック
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注目は、去年の葵S・GⅢと北九州記念・GⅢを連勝したピューロマジック。

通算4勝すべて逃げ切っている快速牝馬だが、海外初挑戦となった前走アルクオーツスプリント・G1では、後方からの追い上げで5着とこれまでとは違うレース運びで一定の結果を残した。

鞍上はアイビスSD初参戦のC.ルメール騎手(46)。
欧州での直線競馬騎乗経験は豊富にあり、フランスとイギリスで勝った経験がある。
名手との新コンビで重賞3勝目を挙げられるか。

重賞3勝目へ テイエムスパーダ(牝6)

韋駄天Sを制したテイエムスパーダ
韋駄天Sを制したテイエムスパーダ

これまで重賞2勝のテイエムスパーダは、2024年のアイビスSD3着。2度目の直線競馬となった前走の韋駄天Sでは3馬身差で圧勝するなど、千直への適性は高い。

五十嵐忠男厩舎(2022年CBC賞)、木原一良厩舎(2023年セントウルS)から引き継ぎ、現在は小椋研介厩舎に所属。勝てば、3厩舎目での重賞制覇となる。

2024年の覇者 モズメイメイ(牝5)

24年のアイビスSDを制したモズメイメイ
24年のアイビスSDを制したモズメイメイ

2024年のアイビスSDで逃げ切ったモズメイメイ。
3歳時に重賞2勝を挙げ、去年は北九州記念とセントウルSで3着に好走。

連覇へのエスコートは、鞍上は2年目・高杉吏麒騎手(19)。
2024年にルーキー最多のJRA48勝を挙げ、最多勝利新人騎手を受賞。
悲願のJRA重賞制覇となるか。

また管理するのは、女性初のJRA調教師前川恭子。
4度目の重賞挑戦でJRA史上初の女性調教師Vを目指す。

【クイーンS・GⅢ】

札幌芝1800mで行われるのは、夏唯一の牝馬限定重賞クイーンS・GⅢ。

2000年から夏開催となった同レースは、エリザベス女王杯や秋華賞といった秋GⅠ戦線に向けての重要な一戦だ。

クイーンS母子制覇へ アルジーヌ(牝5)

ターコイズSを制したアルジーヌ
ターコイズSを制したアルジーヌ

前走ヴィクトリアマイル・GⅠで3着に好走したアルジーヌ。
父がGⅠ馬ロードカナロア、母が2014年のクイーンS勝ち馬のキャトルフィーユという良血馬。キャトルフィーユは2014年レコードVを果たしており、史上13組目の母子同一重賞となるか。

古馬撃破へ! レーゼドラマ(牝3)

フラワーCを制したレーゼドラマ
フラワーCを制したレーゼドラマ

クイーンS唯一の3歳馬がレーゼドラマ。過去2年は3歳が勝利しており、期待が高まる。
レーゼドラマにとって、右回り芝1800mは重賞初制覇を飾った舞台(フラワーC・GⅢ)。

そして、鞍上は短期免許で来日後2週連続重賞を制しているR.キング騎手(34)。
絶好調の鞍上を得て、巻き返しなるか。

8月3日(日)、クイーンSは午後3時25分、アイビスSDは午後3時45分に発走する。

みんなのKEIBA アイビスSD&クイーンS・GⅢ
8月3日(日)午後3時から生放送
https://www.fujitv.co.jp/sports/keiba/index.html 

みんなのKEIBA
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フジテレビスポーツ局が制作する競馬情報番組。毎週・日曜日午後3時より放送中。番組MC:DAIGO/佐野瑞樹/竹俣紅 解説者:井崎脩五郎/細江純子 ※放送時間は変更される場合があります