今週末から舞台が変わり、新潟では関屋記念、中京では東海Sとダブル重賞が開催される。

また、今年も暑熱対策として「競走時間帯の拡大」を実施。
気温が特に高い時間帯の競馬を休止するため、最終レースの発走時刻が中京は18時15分、新潟は18時25分となる。

【関屋記念・GⅢ】 

夏の新潟開幕週のメインは、サマーマイルシリーズ第2戦の関屋記念。

8月上旬~半ばで定着していたが、2025年から前倒しとなり、さらにハンデ戦として生まれ変わった。

 府中牝馬SG2着 カナテープ(牝6)

初音Sを制したカナテープ
初音Sを制したカナテープ
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注目は、前走府中牝馬S・GⅢ2着、重賞初制覇まであと一歩のカナテープ。

今回課せられたハンデが54㎏と比較的軽いことも追い風となるだろう。

管理する堀宣行調教師は、勝てば史上7人目のJRA全10場重賞制覇となるため、陣営のモチベーションも非常に高いと考えられる。

また鞍上は、2走前に共に初音Sを制したR.キング騎手(34)。
彼女にとっては、先週の函館2歳S・GⅢに続く重賞制覇がかかる。

シルバーコレクター卒業へ ボンドガール(牝4)

24年秋華賞・GI 2着のボンドガール
24年秋華賞・GI 2着のボンドガール

続いて、10度目の重賞挑戦で初勝利を狙うボンドガール。

これまで武豊騎手が8戦連続で主戦を務めてきたが、重賞では2着が5回など、あと一歩のところで勝ちきれないレースが続いていた。

今回は名手C.ルメール騎手(46)を鞍上に迎え、新たなコンビで悲願達成に挑む。

【東海S・GⅢ】

一方、中京の東海Sは、2025年からプロキオンSと開催時期を交換する形で行われる。

ダート4戦4勝中 ビダーヤ(牡4)

欅Sを制したビダーヤ
欅Sを制したビダーヤ

まずは、ダート界の新星候補ビダーヤ。

2024年までデビューから11戦連続で芝のレースに出走して1勝という成績だったが、ダート転向後は4連勝中(1勝クラス→2勝クラス→鎌倉S→欅S)。

重賞は今回が初挑戦。ダート王フォーエバーヤングと同じ矢作厩舎のリアルスティール産駒が、勢いに乗って5連勝を目指す。

得意の夏に復活へ! ヤマニンウルス(牡5)

24年プロキオンSを制したヤマニンウルス
24年プロキオンSを制したヤマニンウルス

そして復活勝利を狙うヤマニンウルス。

デビューから無傷の5連勝で重賞初制覇を決め、“砂の怪物”と呼ばれたが、その後は4戦連続で勝ち星がない。

鮮烈なデビュー戦が22年8月、重賞初制覇(プロキオンS・GⅢ)が24年7月。
得意の夏、再び連勝街道の始まりとなるか。

7月27日(日)、東海Sは午後3時35分、関屋記念は午後3時45分に発走する。

みんなのKEIBA 関屋記念&東海S・GⅢ
7月27日(日)午後3時から生放送
https://www.fujitv.co.jp/sports/keiba/index.html 

みんなのKEIBA
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フジテレビスポーツ局が制作する競馬情報番組。毎週・日曜日午後3時より放送中。番組MC:DAIGO/佐野瑞樹/竹俣紅 解説者:井崎脩五郎/細江純子 ※放送時間は変更される場合があります