7月30日午前8時25分にロシアのカムチャツカ半島付近で発生した地震の影響で、岩手県大船渡市では、30日午後6時に最大で40cmの津波を観測しました。
津波による水産業への影響が懸念されています。
井上智晶アナウンサー
「大船渡湾ではカキの養殖施設が整然と並んでいますが、湾口防波堤の近くの養殖施設を見てみますと、津波の影響でしょうか、曲がっているように見えます」
大船渡市では31日、カキの養殖漁業者が高台から心配そうに施設を見つめていました。
大船渡養殖組合 中島達也組合長
「列が乱れている感じもあるので、それが心配。早く現場行って見てみたい」
3年前のトンガ諸島での噴火の影響で発生した津波では、大船渡で30cmの津波が観測され、73台の養殖施設に被害がありました。
今回、大船渡では30日午後6時に最大で40cmの津波が観測されています。
大船渡養殖組合 中島達也組合長
「垂下物の落下それが心配、10月からむき身の出荷が始まるので」
大船渡市漁協では津波注意報が解除されたことで現在、被害状況を確認しています。