岩手県久慈市の久慈港が見える高台から安全を確保してお伝えします。
奥に見える久慈港では午後1時52分、高さ1メートル30センチの津波が観測されました。
この場所から海の状態を確認しますと、肉眼では波に大きな変化は見られません。
近くには石油の備蓄基地や造船所がありますが、正午前に避難指示がだされると一斉に高台に避難していました。
久慈市によりますと、午後4時20分時点で市が開設した11カ所の避難所に500人余りが身を寄せているということです。
市の総合福祉センターに孫と一緒に避難した80代の女性は「東日本大震災の時を思い出した。 早く警報が解除されてほしい」と不安を口にしていました。
市によりますと、現時点で人や物の被害は確認されていないということです。