石破首相は30日午前、カムチャツカ半島付近を震源とする地震により北海道から和歌山県までの太平洋沿岸地域に津波警報が発令されたことを受け、対象地域の住民らに早期避難を呼びかけると共に、政府内に、被害防止のための措置に全力で取り組むことなどを指示したと明らかにした。
石破首相は政府として被害状況の把握に当たっているとした上で「住民避難等の被害防止の措置を徹底をすること、早急に被害状況を把握をすること、地方自治体とも緊密に連携し人命第一の方針のもと政府一体となって被害防止に全力で取り組むことの3点を指示した」と述べた。
さらに「現時点におきまして、人的物的被害は確認中との報告を受けているが、政府といたしましては、引き続き対応に万全を期しているところであります。警報が発表されている地域の皆様におかれましては、直ちに高台や避難ビルなどの安全な場所に避難をしてください。津波が到達をいたしましても、第二波、第三波がより大きくなって到達することもありますので、津波に関する情報に十分に注意をされ、警報が解除されるまで、安全な場所から離れないようにお願いを申し上げます」と語った。