立憲民主党の野田代表は15日、和歌山市で記者団に対し、自民党総裁選(10月4日投開票)の後に想定される首相指名選挙について、「虚心坦懐(きょしんたんかい)に他党と協議していきたい」と述べた。
与党は去年10月の衆院選で過半数割れしており、その後の首相指名選挙では、野党が首相候補をまとめていれば野党から首相が出る可能性もあった。しかし、野党の投票先が分散したため、石破首相が首相に選出された。
これについて野田代表は、「私の前回の反省点は、『私に首相指名お願いします』という呼びかけをした。そのやり方はやはり良くなかったのではないかと思っている」と反省の弁を述べた。
そして、「もっと虚心坦懐に、『どうやって首相指名選挙に臨みますか』というところから協議すべきではないか」とした上で、「虚心坦懐に他党と協議をしていきたい」と強調した。
また、野田代表は、総裁選後の自民党との政策協議について、「それぞれの候補者がどんな主張をするのか。勝ち上がる人が誰なのか。テーマによっては、政策協議ができる可能性も出てくる」とした上で、「衆参ともに少数与党政権に追い込んだことによって政策実現ができる可能性はあるので、探り続けていきたい」と述べた。