「チーズ×ベーコンの組み合わせも子どもが好きですし、何よりこのパスタは野菜をくたくたに煮ます。イタリアでは野菜のシャキシャキ感は残さず、パスタと絡めて野菜もソースのようにして1つにすることを大切にしています。シャキシャキだとパスタにもなじみにくいので、くたくたにすることが子どもたちにとっても食べやすいようです」

和と融合したパスタも

本書では本格イタリアンだけではなく、和のテイストを取り入れているパスタも紹介している。それがレモン風味でさっぱりの「明太子バターパスタ」。

「これは“和のパスタ”でもあるので、具材とソース、そしてパスタを絡めていません。明太子は私が好きな食べ物の一つ。最後に盛り付けるのを大葉ではなくバジルにしたこともポイントです。また、レモンの皮も盛り付けていますが、パスタをゆでる際に一緒にレモンをゆでてしまうことも特徴です。パスタやゆで汁にレモンの風味が加わります」

さっぱりしたものが食べたくなるこの時期に、お昼や夕食で挑戦してみては。

ありのママさん
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ありのママ
イタリア料理研究家。2人の女の子のママ。家事、子育てに追われる日々でも、笑顔で本場の味を再現できるコツをSNSで発信中。

ありのママ
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イタリア料理研究家。2人の女の子のママ。クルーズ船乗務員時代に知り合った夫は、ナポリ・ソレント出身のイタリア人。育児休業中に解雇されて無職になり、奮起してInstagramアカウントを開設。母国の味を恋しがっている夫のために、イタリアンファミリーに教わったシンプルなイタリア料理レシピが絶大な人気を呼ぶ。家事、子育てに追われる日々でも、笑顔で本場の味を再現できるコツをSNSで発信中。