鹿児島の黒酢など食酢を習慣的に摂り入れると、便通によい影響を与える可能性があることが調味料メーカーのミツカンと鹿児島大学の共同研究でわかりました。
食酢は、食後の血糖値の上昇を抑えたり、肥満気味の人の内臓脂肪を減少させるなどの研究結果が報告されていますが、今回、ミツカンと鹿児島大学が着目したのは便通についてです。
2019年度に垂水市の40歳以上、約1000人に実施した健康チェックデータを解析したところ、食酢を使った料理を週1回以上食べている人は、毎日排便がある傾向にあることがわかりました。
食酢に含まれる「酢酸」がいい影響をもたらすのではと考えられるそうです。
ミツカン中央研究所・吉本靖東さん
「お酢がどう排便にいいか、詳細に突き詰めて研究していく必要がある」
鹿児島大学 心臓血管・高血圧内科学 大石充教授
「(研究の)効果が出れば、鹿児島の特産品の黒酢に関しても追い風になることは間違いない」
ミツカンと鹿児島大学は、今後もさらに研究を進める予定です。