海上で漂流し、救助された北朝鮮の住民6人を北朝鮮側に送還しました。
韓国統一省の発表によりますと、6人は2025年3月に黄海で、また5月に日本海で、それぞれ漂流しているところを救助され、9日午前、日本海上で北朝鮮側に送還されました。
6人は木造船などで漂流しているところを救助されましたが、全員が北朝鮮への帰還を希望していたということです。
統一省によりますと、自力航行可能な船1隻に乗せられた6人は、9日午前8時56分に海上の南北軍事境界線にあたるNLL(北方限界線)を越え、午前9時24分に待機していた北朝鮮の警備艇と合流し帰還したということです。
韓国政府は、北朝鮮側に住民を送還する方針を伝えていたものの、北朝鮮の反応はなかったということです。