福岡厚生労働相は、受診時にスマートフォンをかざしてマイナ保険証として受け付けする実証事業を視察し、読み取りに必要なカードリーダーの購入費用を一部補助する考えを示しました。
スマホにマイナンバーカード機能の搭載ができるようになったことを受け、7月から一部の医療機関で、スムーズに受け付けができるか実証事業が行われています。
福岡厚労相と平デジタル相は2日、都内の病院を訪れ、自身のスマホを使い受付を体験しました。
導入を希望する医療機関で、9月中の運用開始を目指しています。
福岡厚労相は、「自分でもあっという間に(受け付けが)終わったなって感じがしています」と話しました。
また福岡厚労相は、医療機関がスマホを読み取るためのカードリーダーを購入する費用を一部補助するとして、8月中に開始する予定と発表しました。
一方、厚生労働省は、従来の健康保険証が12月までに使えなくなることについて、現場の混乱を避けるため、有効期限が切れた健康保険証でも資格情報が確認できれば、2026年3月まで保険診療を受けられるとしています。