許可なく係留していたり所有者が分からない船、いわゆる「放置艇」をなくすため、岡山県内では7月1日から規制が強化されます。岡山市の港では1日、放置艇の調査が行われました。

この調査は岡山県が警察などと合同で行ったものです。県内のプレジャーボートや漁船などを一括で管理できる新しいシステムを使い、所有者の情報や係留許可があるかなどを確認しました。

(長尾龍希アナウンサー)
「2022年度の調査では、岡山県内の放置艇の数は約7400隻でした。今月(7月)からそのような放置艇の罰則が設けられることになりました」

放置艇は、燃料が漏れ出して海が汚れたり、津波や高潮で流され、二次被害につながることなどが懸念されています。岡山県は1日から県内ほぼ全ての水域を放置禁止区域に指定、違反すると、拘禁刑や罰金の罰則などが適用されます。

(岡山県港湾課 藤原章弘参事)
「今(船を)泊めている水域が(係留が)許可できる水域なのか、それぞれの管理者に相談してほしい。許可ができない水域であれば速やかに移動してほしい」

岡山放送
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