JR四国は7月1日、2026年4月以降に新規採用する高校卒業者を対象に、「エリア採用制度」を導入すると発表しました。
この制度は特定エリア内の勤務に特化した採用枠をもうけるもので、勤務地を香川、徳島、愛媛、高知の各県内に限定した働き方が可能になるということです。
同社ではこれまで、四国4県を活躍のフィールドとする勤務形態のみでしたが、就職を控えた高校生の不安を軽減し、地域に根差したキャリア形成を後押ししようと、この制度の導入を決めました。原則、本人から解除の申し出がない限り、退職まで適用されるということです。
処遇についてはこの制度と適用しない社員と比較して、5年間、昇給幅が異なります。昇給幅は通常採用の場合は月額約4000円、エリア採用の場合は月額約3000円です。(昇給額は5年間の標準的なもので、昇給は年1回)入社後5回目以降は通常採用と同じ取り扱いになるということです。
JR四国では2026年卒業見込みの高校生を、全体で50人程度採用する計画で、7月13日と20日には高松市で職場見学会と会社説明会を予定しています。採用試験の応募、職場見学会、会社説明会の申し込みは各高校を通じてのみの受け付けとなっています。