高校1年生の半数以上が「家庭でのネット利用ルール」を決めていました。
総務省は、全国の高校1年生を対象に昨年度行ったインターネット・リテラシーなどに関する調査結果を発表しました。
それによりますと、SNSなどインターネットの利用に関して「家庭でのルールがある」と答えた人が前の年(33.5%)から20ポイント以上増え、53.4%と半数を超えました。
家庭におけるルールの内容としては、誹謗中傷の書き込みをしないなどの「発信情報の制限」が49.8%で最も多く、SNSに本名や顔写真を掲載しないなどの「情報公開(個人情報)の制限」(45.4%)、学校や食事中は使用しないなどの「使用場所の制限」(35.1%)が続きました。
親がスマホに制限をかけるフィルタリングを利用している人も年々増えていて、今回は45.4%が「利用している」としました。
インターネット上の危険・脅威への対応能力を見る筆記テスト(ILASテスト)の正答率は「家庭でのルールがある人(73.9%)」の方が、「ない人(68.7%)」に比べて5.2ポイント高く、総務省は「青少年のインターネット利用を保護者が適切に管理する有効性について周知啓発を行っていくことが重要」としています。