地面を打ち付けるような激しい雨。
25日、フランス各地を襲った豪雨で、死傷者が出るなど大きな被害をもたらしています。
首都パリでは街路樹が大きく揺れ、あまりの雨風の激しさに地面は波打っているように見えます。
強風と豪雨から逃げるように急いで避難する人もいました。
観光名所のエッフェル塔は、瞬く間に雨雲で全体が見えなくなってしまいました。
倒れたテーブルや椅子が歩道に散乱。
さらに道路の一部が冠水し至る所で街路樹が倒れ、倒木の下敷きになった車もありました。
ボンネットはへこみ、フロントガラスには大きなひびが入った状態です。
教会の屋根が崩れ落ちた場所もありました。
当局によると、フランス全土で10万世帯以上が停電し倒木に巻き込まれ2人が死亡、
17人がけがをしたということです。
豪雨による被害は南米ベネズエラでも。
川が氾濫し、高速道路の橋が崩落しました。
一方、アメリカ・ミネソタ州では突如、巨大な竜巻が出現。
道路のすぐ横に出現した竜巻は、すさまじい勢いで道路を横切っていきました。
フロリダ州では、川の上に2つの竜巻が出現しました。
撮影者:
右の竜巻はすごく大きいよ。2つも竜巻があるよ。1つはビーチに上陸しているみたい。
水面上に発生するこの竜巻は「ウォータースパウト」と呼ばれ、積乱雲の下で上昇気流が強くなり渦を巻くことによって発生する現象です。
ひと目見ようと橋の上に停車する車で一時渋滞が発生したといいます。