三重・いなべ市で22日、急ブレーキやイエローカットなど危険運転を繰り返す車が捉えられた。撮影者と同乗者は恐怖を感じ、スマホで記録を開始。はみ出し禁止区間でも強引に追い越すなど、非常に悪質な行為が続いた。同日、知人も同様の車に遭遇したという。撮影者は「二度と車を運転しないで」と怒りをあらわにしている。
急ブレーキ繰り返す危険な車
三重・いなべ市で22日午後3時頃に撮影されたのは、目の前の車が突然急ブレーキし、さらにイエローカットで強引に追い越すなど危険な運転を繰り返す瞬間だった。

当時、撮影者は交差点から片側1車線の道に合流したところだった。前の車と十分な車間距離を開けて300mほど進むと、突然、白い車が急ブレーキをかけてきた。
突然の停車に撮影者は「なんや!?何したん?」と声をあげ、同乗者も「知らん…」と困惑した様子で答えていた。
さらに、白い車はブレーキランプをチカチカ点滅させ、再び急ブレーキをかけた。
白い車の異常な様子に「怖い怖い怖い怖い、離れて」と撮影者に訴えかける同乗者、撮影者は「録画して」と話し、この状況を記録しようとしていた。
危険を感じた同乗者は「離れて離れて…ちょちょちょちょちょ!離れてって!」と声をあげ、怯えた様子だった。
何度も繰り返される急ブレーキに撮影者は「驚きですね、何してんの?っていう…原因は分からない。おちょくって楽しんでいるような感じもするし」と振り返る。
白い車に危険を感じ、助手席にいた妻がスマホで撮影を開始した。すると再び危険な運転を目の当たりにすることになる。

なんと追い越しのためのはみ出しが禁止された場所で反対車線に大きくはみ出し、前の車を追い越していったのだ。
これには思わず撮影者も「え~!!」と声をあげていた。
知人も被害…危険運転の車の共通点
さらに同日、撮影者の知人も20kmほど離れた町で似た車に同じ被害にあったという。

撮影者によると「知人が見た同じ車種の車も高齢者マーク貼っている。後ろに『ドライブレコーダー録画中』っていうシールが貼ってあった」と話しており、危険運転を繰り返す車にはこれらの3つの共通点があったという。
撮影者は「やりたい放題ですよね、我が道を行く自分のことしか考えていない。二度と車を運転しないでいただきたい」と語っている。
(「イット!」 6月26日放送より)