2025年3月に発生し岡山県内で最大の被害を出した山林火災について、6月26日、現場の復旧に向けて住民説明会が開かれました。住民からは農業関係の支援を求める声が上がりました。

説明会は、岡山市と岡山県が開いたもので、地元の町内会などから約20人が集まりました。岡山市南区を中心に燃え広がった山林火災は、486ヘクタールを焼き、記録が残る中で県内で最大の被害となりました。

市と県からは、支えとなる木が失われたことに伴う落石対策の状況や緑の再生計画などが報告されました。

住民からは焼けた農機具を買い直すための補助金や農地への土砂災害対策などを求める声が上がりました。

(住民は…)
「人家や市道に影響を及ぼす所は、県や市の対応は当たり前だが、そうではない所で被災している人がいることを知ってほしい」
「市も県からも、これから復旧していくという意志が伝わった」

(岡山市農林水産課 立川尚寛担当課長)
「一番身近な存在の市が声を聞いてサポートしたい」

市と県は、今後も住民説明会を開き、復旧への理解を広げたいとしています。

岡山放送
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