JR四国は列車の運転士や駅員に、業務中のスニーカー着用を7月1日から認めることを決めました。

同社ではこれまで社内マニュアルの指針で、運転士や駅員などの靴は革靴やパンプスに限っていました。今回、マニュアルの見直しを行い、黒や濃い茶色など暗色系のものであれば、スニーカーの着用を認めることにしたということです。

線路の点検や、列車運行中にトラブルなどがあった際、砂利の上を歩く運転士や、立ち仕事が長い駅員の働きやすさ向上につなげようと決めたものです。

また、今回のマニュアル見直しでは、従業員の髪色などの基準も一部緩和することにしています。男女問わず、髪色は「自然な色」としています。

今回の対応についてJR四国は「鉄道会社として安全第一を前提として、従業員の多様性を尊重し、働きやすく安全・円滑な業務遂行が可能な環境を整えることで、モチベーション向上や人材の定着、採用力の強化を目指したい。」とコメントしています。

全国の鉄道会社では、東京都心などで地下鉄を運行する「東京メトロ」も駅社員・乗務員の身だしなみルールを改正し、2025年5月1日から革靴以外の暗色系のスニーカーの着用を認めています。

岡山放送
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