岡山県の新しい副知事に、総務省の官僚で倉敷市出身の尾崎祐子氏が就任することが6月25日に決まりました。女性の副知事就任は2006年以来5人目です。
尾崎氏は倉敷市出身の47歳。東京大学法学部を卒業後、総務省に入り、内閣府男女共同参画局などでの勤務を経て現在、電子化推進室長を務めています。尾崎氏の人事議案は、25日に閉会した6月定例県議会で同意されました。
現在の副知事は総務省出身の上坊勝則氏と県職員生え抜きの笠原和男氏の2人体制で、上坊氏は6月末で辞職し、国に復帰する予定です。伊原木隆太知事は副知事の人材として総務省に「女性」をリクエストしたことを明らかにしたうえで期待感を示しました。
(岡山県 伊原木隆太知事)
「女性が社長になった会社の方が女性が働きやすい。県庁もトップに近いところで女性にいてもらいたい」
尾崎氏の任期は7月1日から4年間で、少子化が問題となる中、女性の働き方を巡る政策や存廃が議論されるJR芸備線再構築協議会を担当するということです。
※崎のつくりは「立」「可」