人気旅行サイトが選んだこの夏行きたい世界の「味覚の穴場」に東京都の荒川区が選ばれた。
外国人観光客がどんな魅力を感じているのか取材してきた。

世界の「味覚の穴場」に荒川区が選出!

「びっくりです。意味不明です(笑)分からない」「荒川区だとは思わなかった!」とまさかの選出に驚きの声が上がったのは、東京の下町・荒川区。

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都電荒川線がのんびりと走る下町情緒あふれる街だが、宿泊施設や観光体験を予約できる「Airbnb」が4月28日発表した、この夏の「味覚の穴場」に荒川区が世界中から選出された10都市の1つに選ばれた。

イタリアのアラッシオやオランダのロッテルダムといった人気観光地が名を連ねる中一体なぜ、荒川区が選ばれたのか?

東京・荒川区にある商店街を訪れてみると、商店街の中には、昔ながらの喫茶店や駄菓子屋があった。

世界の「味覚の穴場」に選ばれたことについて商店街からは「驚きますね。(Q.海外の方は?)増えました。浅草にも上野にも近いから、荒川区って目新しいんだと思います」「何でなんだろう?という感じもある。コロナあけてからかな、(外国人が)増えてきているような感じ」といった声が聞かれた。

寝耳に水の“選出”に地元の人たちも驚く中、商店街を取材していると外国人の姿が多く見られた。

台湾からの観光客:
この辺りは、ジャパニーズスタイルで雰囲気がいい。レトロな電車もあるし、かわいいね!

ニュージーランドからの観光客:
雰囲気がすごくいい。商店街とかちょっとボロボロじゃなくて、でも古い。古いスタイルすごく好き。

人気観光地ではなく、穴場を探して荒川区を見つけたというニュージーランドから来た男性は、レトロな荒川に魅了されているようで、歩きながら見つけた日本の“ローカルグルメ”を食べ歩き。商店街の名物となっている天ぷらを食べると「うまい!うまい!」と笑顔を見せた。

続いて見つけた駄菓子屋で昔ながらのおもちゃに目を輝かせる男性。初めての駄菓子も堪能し、都電に乗って次の街へと旅立っていった。

“アラカワ”の魅力「本当の日本の町を味わってもらいたい」

“アラカワ”の魅力は他にも…。

こちらの料理教室では外国人向けの料理教室が行われていて、24日も2人の観光客がラーメンとギョーザ作りを体験していた。

まずはギョーザの材料をこねこね。
皮で包んでいくが、スコットランド人女性とオーストラリア人の男性は大苦戦!

さらに、本格的なしょうゆラーメンにチャレンジし、初めての料理体験を存分に楽しんだ。

料理教室の先生は“アラカワ人気”について「始めた当初は1カ月に1回ぐらいだった。今はありがたいことに月曜日から金曜日まで毎日やってます。古き良きものがまだ残っているので海外の方には観光地だけじゃなくて、本当の日本の町を味わってもらいたい」と話した。
(「イット!」 6月24日放送より)

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