イタリアの世界的な抽象彫刻家のアルナルド・ポモドーロさんが22日、死去しました。
98歳でした。
1926年生まれのポモドーロさんは、技術専門学校で建築を学んだあと立体造形に転じ、彫刻家として活動を始めました。
64年にベネチアのビエンナーレを受賞し、81年には「球体をもった球体」が箱根・彫刻の森美術館で開催された第2回ヘンリー・ムーア大賞を受賞しました。
さらに90年には高松宮殿下記念世界文化賞を受賞し、同じ年、バチカン宮殿の中庭に作品が展示されました。
イタリアのメローニ首相は自身のSNSで、「彼の芸術は、イタリアの天才を世界に輝かせました」と投稿し、哀悼の意を表しました。