南海トラフ地震などの大規模災害に備えます。香川県警は6月23日、大規模災害時に、警察車両が自動車学校でガソリンを給油できることを盛り込んだ協定を県内の自動車学校と結びました。
香川県警警備部の三宅孝憲部長と香川県指定自動車学校協会の三好康治会長が協定書にサインしました。協定では、南海トラフ地震などの大規模災害が発生した際、協会に加盟する15の自動車学校のうち、給油施設がある7の学校で、パトカーやレスキュー車などの警察車両がガソリンを給油できるとしています。
南海トラフ地震は、今後30年以内に80%程度の確率で発生するとされていて、その際、燃料の調達が困難になることが予想されています。
(香川県警災害対策室 松本一晃室長)
「警察車両は数百台あるが、業務を継続する意味合いでは、燃料がないと話にならない。人命救助活動が滞りなくできることを通して県民の安全安心を確保する活動を進めたい」
県警は2013年にガソリンスタンドなどで作る香川県総合エネルギー協同組合と燃料の提供に関する協定を結んでいて、こうした協定は今回で2例目です。