海水浴シーズンを迎えるのを前に玉野市の渋川海水浴場で、水難事故を想定した警察の救助訓練が行われました。
「渋川の沖で人が流されています」
玉野市の渋川海水浴場で行われた訓練には、岡山県警の警察官らが参加しました。
訓練は海水浴に来ていた人が沖に流されて姿が見えなくなったという想定で行われました。捜索用の船と救出用の船2隻が出動し、要救助者に接近してロープを使って船に引き上げるまでの手順を確認しました。また、陸には上がったものの、体が動かず倒れている人を救出する訓練では、フックをかけてヘリコプターまで引き上げる「ホイスト救助」が行われました。
岡山県警によりますと、県内の海や川などで発生した水難事故は2025年に入ってから6月22日までに12件発生していて、8人が死亡しているということです。
(岡山県警地域課 杉田理佳次長)
「暑い時期になって楽しい水遊びのシーズンになるが、事故に遭ってからでは遅いので、危ないことをしない、危ない場所に近づかない、子供は保護者の言うことを聞いて水難事故に遭わないよう気を付けてほしい」
玉野市の渋川海水浴場の海開きは7月12日です。