6月23日は80年前の沖縄戦の戦没者を追悼する「沖縄慰霊の日」です。津山市の美作大学では22日、沖縄出身の学生たちによる創作劇が上演され、平和の大切さを訴えました。
創作劇「時をこえ」は戦争体験者が80年前の当時を回想する物語で、美作大学・短大の1、2年生25人が出演しました。
戦争により平和だった日常は一変。アメリカ軍の激しい砲撃に逃げ惑う住民、ガマと呼ばれる洞窟に潜みながらも命を落としていく人々を演じました。
創作劇は、脚本や演出も沖縄出身の学生自身が手がけ、沖縄戦の悲劇を語り継ぐために2013年から毎年上演され、2025年で13回目です。
(観客は…)
「命が大切で、当たり前の日常がこんなに幸せだと改めて感じた」
「(戦争が)起きたら怖くて、前みたいにはなりたくないと思った」
(美作大学沖縄県人会6・23実行委員会 大田清音代表)
「この出来事は風化させたくないし、沖縄県民としても、次世代の人に知ってもらい、語り継いでいくべきと思う」
学生たちは23日正午から1分間、沖縄の方向を向き、黙とうを捧げ犠牲者の冥福を祈ります。