四国遍路の世界文化遺産登録に向けて第82番札所、高松市の「根香寺の境内」などが国の史跡に追加指定されることになりました。
国の史跡に追加指定されるのは、四国遍路第82番札所、高松市の「根香寺の境内」や第88番札所、さぬき市の「大窪寺の境内」など5カ所です。既に史跡として指定されている「讃岐遍路道」に追加で指定されることになります。
国の文化審議会は、指定の理由として「江戸時代に確立された四国遍路の巡礼の様子を良好に残していること」などを挙げています。
(根香寺 青峰良陽住職)
「遍路文化を多くの人に知ってもらいたいし、高松から車で30分ほどで来られる所にこういう雰囲気のある寺があるということを知ってもらいたい」
香川県を含む四国4県は、四国遍路の世界文化遺産登録を目指して札所や遍路道の史跡指定を進めています。
今回の追加指定で「讃岐遍路道」を構成するのは、6カ所から11カ所に増えます。追加指定については6月20日、文部科学大臣に答申され、数カ月後に正式に決定する予定です。