国土交通省中国運輸局は6月18日、「岡山地区」と「広島市域地区」、「広島地区」の3つのエリアのタクシー運賃について、改定が「必要」と判断したと発表しました。早ければ秋ごろにも値上げが実施される見通しです。
このうち岡山地区では県内にある129のタクシー事業者のうち、62の事業者から運賃値上げを求める申請が出されたということです。
運輸局には2025年4月に岡山市内の事業者から運賃値上げ申請がありました。この申請から3カ月以内に、岡山地区内の車両数ベースで5割以上の申請があった場合、運賃改定の審査に入りますが、今回、岡山地区では値上げを申請した事業者(62事業者)が保有する車両台数の合計は全体の8割を超えています(2064台)。
運輸局はこの判断をするにあたり、標準的な経営を行っている会社を選び、収支率を調べたところ、赤字になっていたということです。