＜元気をつける＞
夏の土用に食べるうなぎのような、精をつける食材。動物性タンパク質のほか、いも類、穀類、きのこ類などもしっかり食べて。

【肉類】豚肉、牛肉、鶏肉
【魚介類】あなご、●かつお、たこ、うなぎ、●いわし
【野菜】●アスパラガス、かぼちゃ、●やまいも
【その他】しいたけ、●穀類、●豆類、●きのこ類、はちみつ

すぐ実践できる小さなケア

熱中症予防をはじめ、食欲不振や疲れが取れないときに。知っておくと心強い、簡単な対策を紹介します。

＜熱中症予防＞
・梅雨が明けたら毎日スイカorゴーヤ
スイカは「天然の白虎湯（びゃっことう）（熱冷ましで有名な漢方方剤）」と呼ばれ、梅雨明け後は熱中症予防に毎日食べていいものです。

ゴーヤの苦味は、のぼせて上に上がった熱を下ろし、尿で排出する役割があるといわれています。夏のほてりはもちろん、イライラや目の赤みにも効果的で、暑さで疲れた体を元気づけてくれる食材です。

・外出先で熱がこもったらトマトジュース
「夏はトマトをしっかり食べておけば何とかなる」といってもいいほど、頼りになる存在です。トマトは薬膳では、体や喉を潤し、血液の熱を取り、胃を元気にして食欲を増進する働きがあります。

炎天下の外出先で頭がぼーっとしてきたら、コンビニなどでも手に入りやすいトマトジュースを飲んで、クールダウンしましょう。

＜寝苦しい夜に＞
・頭はクールダウンして速やかな眠りへ
体にこもった熱は上半身、とくに頭に集まりやすいといわれています。

健康には「頭寒足熱」がいいといわれるように、暑くて寝苦しい夜は、氷枕にしたり、冷却シートを額に貼ったりして頭を冷やしましょう。

ただし、自分が「気持ちいい」「快適」と感じる加減が重要です。冷えすぎて、少しでも頭が痛くなったら、速やかに外すようにしてください。

・ハーブティーで熱を冷ましてリラックス
寝苦しい夜には、ミントティーがおすすめ。ミントには、熱を冷ます働きや、自律神経を整える働きがあり、さわやかな香りが眠りを誘います。

またリンデンフラワーは「天然の鎮静剤」と呼ばれるほど、ストレス緩和やリラックス効果が高いハーブ。やさしい香りのリンデンフラワーティーも試してみてください。