梅雨の時期の重だるさや夏の暑さの影響などから、さっぱりな食事を求めたり、食欲が湧かないときもあるだろう。
そんなときこそ、日々の食事でケアをすることで体がラクになるという。
国際中医薬膳師の瀬戸佳子さんに教えてもらった食養生のための食材ガイドを、『別冊 天然生活 薬膳でめぐりのよい健やかな暮らし』(扶桑社)から一部抜粋・再編集して紹介する。
食養生のための食材ガイド:梅雨
湿気や暑さからくる不調は、日々の食事でケアを。意識して食材を選ぶと、体がぐっとラクになるはずです。
<湿気を取る>
体内にある湿気を、尿などでスムーズに排出するのを促す食材。小豆茶や黒豆茶など、穀物系のお茶類もおすすめ。
(●は夏にもおすすめ)
【豆類】●小豆、●緑豆、スナップえんどう、そら豆、●枝豆、●いんげん豆
【ウリ科】●冬瓜、●きゅうり
【野菜】とうもろこし、レタス、●緑豆もやし
【その他】●きのこ類、●春雨、海藻、あさり

<体のめぐりをよくする>
発汗を促し、体内の気のめぐりをよくすることで、水分を流れやすくする食材。香りのいい薬味類は、とくにこの時季取り入れたい。
【スパイス類】とうがらし、カレー粉、山椒
【薬味系】●しょうが、●みょうが、●しそ、柑橘の皮
【野菜】●ピーマン