汗をかくには、散歩やストレッチなどで体を動かすほか、足浴やひじ浴などの部分浴を取り入れ、血流を上げることが大切です。カレーパウダーやとうがらしなどのスパイス類を料理に活用するのもおすすめです。

【雨にぬれた服や靴下はすぐ着替える】
湿気の多い環境は汗をかきづらく、それだけで体の負担が大きいと理解しましょう。体や髪、衣服は、なるべく湿気の少ない状態を保つようにします。
通勤や通学で服や靴がぬれそうな雨の日は予備を持っていき、汗をかいたらこまめに着替えて、頭を洗ったらしっかりドライヤーで髪を乾かすこと。室内は除湿機などを活用して、湿度が適正になるよう調節を。
夏の養生法
体の奥に熱がたまって放出できないでいると、さまざまな不調を引き起こす原因に。外気の暑さを気にかけるだけでなく、冷房や冷たい食べもので内臓を冷やさないことも大切です。
【軽い熱中症「暑気あたり」に注意】
ばったり倒れるようなわかりやすい熱中症ではなく、少しずつ熱が体内に蓄積して、軽い熱中症状態のまま夏から秋まで過ごすという人が、増えています。
これはいわゆる「暑気あたり」とも呼ばれ、下記の不調以外に、喉の痛みや口内炎、結膜炎のほか、頭痛で思考がまとまらないといった症状も。