6月8日、宮城県仙台市で行われたパラ陸上競技大会でやり投げに出場した小松沙季選手が日本新記録を樹立しました。
4月にパラカヌーからやり投げに転向した、高知県四万十市出身の小松沙季選手(30)。仙台市で行われたジャパンパラ陸上は9月にインドで行われる世界選手権の選考を兼ねた大会で、小松選手にとって公式戦2戦目となります。
注目の一投目。
実況:
「やり投げ、小松沙季一投目から16m99をマークしてきました」
「素晴らしい記録ですね」
16m99は前回のパリパラリンピック銅メダリストを超える記録です。結果的にこの一投目が最長記録となり小松さんは日本新記録の快挙を達成しました。
小松沙季選手:
「最高の結果だったと思います。その一言です。前回は練習で投げ過ぎたりという反省点があったので、今回は2本くらいで練習は終わらせるというのを意識して練習でもやってきたので、一本目にピークを持ってこれたのも練習の成果だと思います」
小松選手の記録は、世界選手権の派遣基準となる15m04を2m近くも上回り、出場権をグッと引き寄せる結果となりました。
日本パラ陸上連盟によりますと世界選手権の内定は早ければ6月から7月上旬までには出るということです。