職員の働き方改革を進めるため、宮崎市役所では6月2日から窓口の受付時間を午前8時45分から午後4時半に1時間短縮した。背景には電子申請の普及や職員の時間外労働の常態化がある。市民への影響は…？
市役所の働き方改革
宮崎市役所の窓口の受付時間はこれまで職員の勤務時間と同じ午前8時半から午後5時15分までだったが、2日から午前8時45分から午後4時半までとなり、1時間短縮された。
初日は、午前8時45分のチャイムと同時に職員が待っていた市民に順番に対応。来庁者の中には、受付時間の変更を「知らなかった」という人もいたが、混乱などは見られなかった。
宮崎市民：
時間の変更は知らなかった。コンビニなどでもできる面も考えると、ある程度は仕方ないのかなと思う。
宮崎市民：
私はそんなに不便は感じていない。
宮崎市によると、変更の背景には電子申請や証明書のコンビニ交付の普及で来庁者が減っていることや、1時間程度の職員の時間外労働が常態化していたことなどがある。
宮崎市総務部市役所改革推進課 三輪将太課長：
職員自身が、課題の解決や政策立案の時間に、これまでの時間を使うことによって、結果、市民の皆さんのサービス向上につなげていくようにしたい。
宮崎市によると、窓口の受付時間の短縮は、県内では都城市に続いて2カ所目で、九州の県庁所在地では初めてだということだ。
（テレビ宮崎）
