ロシアのプーチン大統領はウクライナについて「民間人を意図的に攻撃している。明らかなテロ行為だ」と述べ、ウクライナを非難しました。

ロシア大統領府は4日、プーチン大統領がアメリカのトランプ大統領と電話会談をおこなったと発表しました。

ウシャコフ大統領補佐官によりますと、プーチン氏はこの電話会談を「前向きで非常に生産的だった」と評価し、今後も緊密な連絡を取り合う方針を確認したということです。

会談でプーチン氏はトランプ氏に対し、ウクライナとの直接交渉の結果などを説明したうえで、国内での鉄道爆破や軍事飛行場への攻撃を念頭に「ウクライナは民間人を意図的に攻撃している。

明らかなテロ行為だ」と述べ、ウクライナを非難しました。

また、電話会談に先立ちプーチン氏は、2日にトルコのイスタンブールで行われたウクライナとの直接交渉について、メジンスキー大統領補佐官から報告を受けました。

ウクライナ側が30日間または60日間の停戦を準備期間とし、その後の首脳会談の実施を求めていることに対して、プーチン氏は「ウクライナは停戦中に軍事力の強化を図っている」と指摘したうえで「テロ行為をおこなう相手と誰が交渉するのか」と述べ、会談の実施に否定的な考えを示しました。

ロシア側は和平交渉の基本方針として実効支配するウクライナ領土の主権承認やウクライナ大統領選挙の実施など実務面で合意したうえで停戦と首脳会談を実施するとしています。

フジテレビ
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国際取材部
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