ウクライナとロシアの2回目の直接交渉が日本時間の2日、トルコで行われる見通しです。
協議を前にウクライナ軍は、ロシアのシベリアなどにある空軍基地をドローンで攻撃しました。
トルコ当局によりますと、直接交渉は日本時間2日午後7時からイスタンブール市内で行われ、ウクライナ側はウメロフ国防相が、ロシア側はメジンスキー大統領補佐官が出席する見通しです。
ウクライナ側は、無条件の即時停戦や捕虜の解放などを求める考えを示していますが、ロシア側はウクライナにNATO(北大西洋条約機構)への加盟を断念する「中立化」を求めるとしていて、厳しい交渉が予想されます。
こうした中、ウクライナ軍は1日、ロシアのシベリアなどにある複数の空軍基地をドローンで攻撃しました。
ウクライナ保安局は「クモの巣」と名付けたこの特別作戦でTu-95など41機の戦略爆撃機を破壊したとしています。
ゼレンスキー大統領は「ロシア空軍に配備されていた戦略爆撃機の34%を破壊した」として、「約1年半かけて準備した。素晴らしい結果だ」と成果を強調し、交渉を前にロシア側に圧力をかける狙いもあるとみられます。