神奈川・茅ヶ崎市で4日、左手のないサルが団地の公園で滑り台に上り、ブランコをこぐ姿がカメラに捉えられた。5日も同市内の別の場所に出没し、家の玄関を叩かれた住民もいた。市は接近や餌付けを避けるよう注意を呼びかけている。

子供たちも多い住宅街の公園でサルが遊具満喫

神奈川・茅ヶ崎市で4日夕方、団地敷地内でブランコに乗っているのは、県内で目撃が相次いでいる左手のないサルだ。

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時折足をばたつかせ、自力でブランコを揺らしているように見える。さらにサルは滑り台の上に上がるなど、遊具を満喫するような様子を見せた。

取材班：
子供たちが多くいる住宅街の中の公園でサルが目撃されました。

サルはまず、黄色と黒の二色の棒を持ちながら走って現れた。その後、小さな木を飛び越えようとジャンプしてゴロリと1回転、遊んでいるのか。

そして近くにある滑り台の上で休憩したあと、横向きになってブランコにまたがった。揺れるブランコの上で器用に体の向きを変える姿は、人間の子供が遊んでいるように見える。

この様子を撮影した女性はこう話す。

サルの目撃者：
ブランコに座りだして、座っているだけかなと思ったら今度は器用にこぎ出したので、あまりに姿が可愛かった。

「コンコンと…」サルが家の玄関を叩く

左手のないサルは、茅ヶ崎市内の別の場所で5日にもカメラに捉えられた。

サルを目撃した人：
ここですよ。この辺を多分ここに下りてきたんだと思う。

茅ヶ崎市内では、左手のないサルが家を訪ねてきたという話まで出ている。

サルと遭遇した女の子：
サルはここら辺にいて、そこをコンコンってされて。

取材班：
どこをコンコンと？

サルと遭遇した女の子：
ここをコンコンとされて、まだ手跡が残ってて…

取材班：
玄関をコンコン？

サルと遭遇した女の子：
はい。最初はお母さんかと思ってドアを開けようとしたんですけど、違うことに気づいて…本当に怖くて…。

サルは人間との距離を次第に縮めつつあるように見える。茅ヶ崎市は、見かけても近づいたり餌付けしたりしないよう注意を呼びかけている。
（「イット！」6月5日放送より）