ウクライナ当局は「クリミア橋」を爆破したと発表しました。
水中から勢いよく水柱が噴き上がり、黒い煙が広がっています。
ウクライナ保安局は3日、ロシアが併合したクリミア半島とロシア本土にかかる「クリミア橋」を爆破したと発表しました。
海底近くの橋脚に爆発物を仕掛け爆破させたと明らかにし、作戦の成果を強調しました。
民間人に被害は出ていないとしています。
ウクライナによるクリミア橋の攻撃は2022年と23年に続いて3度目で、保安局は「われわれの領土にロシアの違法な構造物が存在すべきではない。クリミア橋は正当な標的だ」としています。
一方、ウクライナ北東部スーミで3日、住宅や医療施設などの民間施設がロシア軍のミサイル攻撃を受け、4人が死亡、28人が負傷しました。
ゼレンスキー大統領は「卑劣な行為だ」と非難し、ロシアに対して厳しい制裁を科すよう欧米各国に訴えました。