埼玉県蕨市の郵便局に人質を取って立てこもり、警察官に拳銃を発砲した罪などに問われている男に検察側は懲役25年を求刑しました。
鈴木常雄被告(88)はおととし10月、蕨市の郵便局で女性局員2人を人質に立てこもり、警察官に向け拳銃を発砲して殺害しようとした罪などに問われています。
鈴木被告は「殺すつもりはなかった」と起訴内容を一部否認しています。
きょうの裁判で検察側は「人を殺傷する恐れがあると分かって発砲したのは明らかだ」と指摘して懲役25年を求刑しました。一方、弁護側は「驚かそうと思って発砲したものだ」として懲役9年が相当と訴えました。
鈴木被告は「この歳での懲役25年はびっくり。生きていられないよ」と述べて結審しました。
判決は6月4日に言い渡されます。
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