大野商工会議所は、2年前から地元企業と協力し、地元の自然や特産を活かす商品開発を行っています。4日は、新たに開発されたアウトドア製品がお披露目されました。どの製品にも、開発に携わった大野を中心としたモノづくり企業の担当者たちのふるさとへの思いが詰まっていました。
大野商工会議所は2年前から地元企業と協力し「メイドインオオノ」略して「MIO」のブランド名で商品づくりに取り組んでいます。
今回、新商品の1つとして発表されたのが、大野市のソウルフードの一つ、名物のホルモン“とんちゃん”専用の鉄板です。味噌やしょうゆで味付けしたホルモン焼きをジンギスカン風に味わえるよう、金属加工会社など3社が開発しました。
さっそく、その鉄板で焼いたとんちゃんを試食させてもらうことに―
吉田圭吾アナウンサー：
「いただきます、おいしい。肉の油もさっぱりジンギスカン風で野菜にも肉のうまみがしみ込んでいます」
鉄板の中央のドームは、 大野市の名峰・荒島岳をイメージ。滴り落ちた油で野菜を煮ることができます。
アウトドアに特化した大野商工会議所のブランド戦略は、全国初の取り組みです。大野の豊かな自然や特産を地元の産業活性化に生かしたいと考えています。
大野商工会議所の稲山会頭は「いろんな中小企業が持っている技を、自信を持ってプライドを持って商品として出していく」とします。「大野に来て食べ物も味わってもらいたいが、大野で作った道具も有効に使ってもらいたい」というのがこの取り組みの狙いです。
4日はこのほか、大野の星空を楽しむために夜間でも視界が明瞭になる「星空サングラス」や、大野の雪の中でも火を付けやすいという焚き火台が発表されました。
これらの商品は、大野商工会議所を販売窓口にして、5日から受注生産を受け付けます。
