高校スポーツの祭典、熊本県高校総体。バレーボールは6月2日に男女の決勝戦が行われた。女子は信愛女学院と鎮西、男子は鎮西と熊本工業の対戦となった。
女子は信愛と鎮西の壮絶な打ち合い
6大会連続の優勝を目指す信愛女学院と、7年ぶり4回目の優勝を目指す鎮西の顔合わせとなった女子の決勝戦。第1セット信愛は南柑名のサーブから5連続ポイントでリードを奪う。

しかし鎮西も徐々に追い上げ、中盤で信愛を捉えると、ラリーから鎮西・五瀬美汐がブロックポイント。さらにスパイクポイント、エースの活躍で逆転し、このセットを奪う。

続く第2セットは信愛が奪い、迎えた第3セット。18対18と同点の場面で両チームが壮絶な打ち合いをみせる。

最後は南の好レシーブから、野口愁生がスパイクを決め、信愛がラリーを制すると、その後もリードを広げ、このセットを奪う。

第4セットは中盤から終盤にかけて鎮西が逃げて信愛が追う展開。鎮西が22対20と2点リードの場面で信愛のエース・鹿子木美優が奮起する。3連続ポイントでリードを奪うと最後も鹿子木のスパイクが決まり熱戦に幕を下ろした。

信愛女学院・鹿子木美優主将は「ほとんどのセットでスタートから走られることが多かったけど、苦しい展開の中で嫌がらずに目の前の1点を取りにいけたところがよかった。守りの部分がまだまだなので、粘って、粘ってやっていくバレーを作っていきたい。日本一目指してやっていきます」と話した。
男子は鎮西の2枚看板が実力見せつける
一方、男子は鎮西と熊本工業の対戦。去年とほぼ同じメンバーを揃える鎮西は、エースの岩下、2年生エースの一ノ瀬の2枚看板が、その実力を存分に見せつける。

センター線を絡めた速い攻撃も要所で決まり、鎮西が危なげなく3セットを連取。ストレートで勝利し、13連覇を達成した。
(テレビ熊本)