熊本信愛女学院高校出身で女子バレーボール日本代表の古賀紗理那選手が8月16日に現役引退会見を開いた。古賀選手は「目標には届かなかったが、積み上げてきたものは少しも消えない」とすがすがしい表情で語った。

熊本信愛女子高校出身 パリ五輪でも活躍

8月16日に開かれた現役引退会見で、古賀紗理那選手は「パリ五輪の試合をもちまして、9年間のプロバレーボール選手としてのキャリアを終える決断をしました」と話した。

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熊本信愛女学院高校出身の古賀紗理那選手は、高校2年の時に日本代表メンバーに選出されエースとして東京、パリとオリンピック2大会連続出場。最後の3年間はキャプテンとしてもチームを引っ張り、パリオリンピックでの現役引退を発表していた。

パリオリンピックでは一次リーグ敗退となったものの、3試合全てでチーム最多得点を挙げるなどエースとしても、最後まで日本代表を引っ張った。

古賀選手は「私たちの目標であるメダルには手が届かなかった。そこは本当に悔しかったが、チームとして戦うために練習し積み上げてきたものは少しも消えないと思うし、私も含めてみんな頑張った大会だった」とパリオリンピックを振り返った。

「成長するために必要だった大切なもの」

――現役最後の試合となったパリオリンピックの最終戦の試合後の心境は?
古賀紗理那選手:
試合前に選手とスタッフみんなで最後の円陣を組むが、その時にそれぞれが持てる力を全部出そうという話と、紗理那のためにも頑張ろうとチームスタッフが言ってくれて、まずそこで泣きそうになった。最後3対0で勝った後に最高なチームだったなと思いつつ、これが最高のチームでやる最後の試合になるかもしれないと、悲しい気持ちで写真撮影をしていた

――古賀紗理那選手にとってバレーボールとは?
古賀紗理那選手:
1つ自分の課題があって、その課題を克服するために練習して、それが克服されて一つ成長したと思っても、また次の新しい課題が出てくる。一生課題がある、やっと自分はここまでできるようになったと思っても、さらに新しい課題をくれる私にとっては成長するために必要だった大切なものだった

――引退後は?
古賀紗理那選手:
今後については全く考えていませんけど、少しでも自分にできることがあれば、何か今までずっとお世話になったバレーボールに還元できればいいなと、強く思っている

(テレビ熊本)

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