こけら落としは「サザンオールスターズ」のライブ…地元商店街には経済効果
「香川県立アリーナ、開館いたします」
池田知事の開館宣言とともに、2月24日に鳴り物入りでオープンしたアリーナ。こけら落とし公演では国民的ロックバンド、サザンオールスターズのライブが行われ、連日、会場は熱狂の渦に包まれた。心配された交通渋滞や混雑はこれまでほとんど起きず、周辺の商店街では売り上げや人通りが2割から3割増えたという報告もあったという。

最初の3ヵ月間で順調な滑り出しを見せたアリーナに対し、池田知事は「県内では見ることができなかったアーティストのコンサート、スポーツのイベント、ファッションショーといったものを見ることができて、県内の人も身近にショーを体感できる」ことを一番の成果としている。

有名アーティストのコンサートなどに頼らない取り組みも…
オープン後の3ヵ月の間には、アリーナ自体を集客の舞台とする取り組みも進めた。3月にはプロジェクションマッピングが行われ、3日間で3万3000人が来場、約8700万円の事業費に対して2億円を超える経済波及効果があった。
プロジェクションマッピングは2025年度も開催予定で、時期は未定としながらも池田知事は「もともと外出の動機づけのあるハロウィーンやクリスマス、バレンタインなどの時期に開催を考えていく」とした。
