大きいサイズの傘は広範囲をカバーできるが、重くなり、風の影響を受けやすくもなる。雨風に煽られたときなどに振り回されてしまい、ぬれやすくなるのだとか。

「傘が大きくなれば扱うのも大変になります。自分に合ったサイズを使うことは、持ちやすさやバランスの保ちやすさにもつながります」

身長を参考にしよう

自分に合った傘のサイズはどう見極めればいいのか。そこで役立つのが、次の計算式だ。

(身長-40cm)÷2=自分に合った傘のサイズ

自分に合った傘のサイズが分かったら、商品タグやパッケージの「○○cm」を見て選ぼう(画像はイメージ)
自分に合った傘のサイズが分かったら、商品タグやパッケージの「○○cm」を見て選ぼう(画像はイメージ)

傘の商品タグやパッケージには「〇〇cm」という数字が記載されているので、計算式で出たサイズと近いものを選ぶのが望ましい。

例えば、身長が160cmだと(160cm-40cm)÷2=60cmがお勧め。体格が良かったりするなら、余裕を持って一回り大きめ(+5cm程度)を選ぶのがいいとのことだ。

この計算式は子供から大人まで、男女関係なく当てはまるので、覚えておきたい。

傘には3つの形状がある

また、傘の形状には3つの種類があるという。

標準張り:一般的な形状。最も普及している
深張り:鳥かごのような形状。すっぽりと肩までカバーできる
浅張り:張り方を浅くした形状。広めの範囲をカバーできる

傘の形状の種類と特徴(提供:日本洋傘振興協議会)
傘の形状の種類と特徴(提供:日本洋傘振興協議会)

同じサイズで選ぶなら、肩のぬれが気になるなら深張り、かばんやリュックのぬれが気になるなら浅張りを選択肢に入れてもいいそうだ。

このほかにも、ちょっとした工夫でぬれにくくなるポイントがある。